問題行動研修会

今年は当研修会も20周年を迎えることができました。そこで今年は専門家の方だけではなく、広く保護者の方にも参加してもらいたいと思い企画いたしました。
どうぞ、専門家、教師の方々を含め皆様方と、この問題についてご一緒に考えていきたいと思いますので、是非ご参加下さい。

平成22年度夏期セミナー
20回特別記念 問題行動研修会 開催のお知らせ
「不登校20年間をふり返る。そして、今後は…」

特定非営利活動法人教育研究所が主催しています、夏期セミナー「問題行動研修会」も今年度で20年目を迎えます。

後   援    文部科学省・全国都道府県教育委員会連合会・教育新聞社
後援期間    平成22年8月24日(火)まで

開催主旨

 不登校児童・生徒数は教育機関を含め関連機関の対策や努力の結果、平成14年度から全国的に人数及び出現率に於いても減少に転じました。しかし、18年度より増加に転じ予断を許さない状況にあります。高校生の不登校や中途退学者も同様です。最近では不登校児童生徒が長期間ひきこもり、20歳を越え、ニートになっていく、一つの要因になることも分かってきました。
 今年度、新しく書き換えられた文部科学省の学校・教員向けの生徒指導書の基本書ともいえる「生徒指導提要」では、不登校は心の問題のみとしてとらえるのではなく、社会的自立に向けて自らの進路を主体的に形成、生き方の支援としています。この問題は長期化すると、社会的ひきこもりを含め、二次的問題を引き起こしていきます。
 不登校は"学校を30日以上欠席している"という現象ですが、その中には軽度発達障害を含め、児童虐待・いじめ・非行・暴力行為・高校中退・学習遅滞・友達や先生との人間関係・子ども自身の心の問題・親子関係等、様々な問題が含まれています。
 不登校問題に対処する時、学校教育、心理、社会福祉、医学、保育、社会学等、広範囲の領域において、様々な対応が必要となります。しかし、残念ながら、一領域の対応が中心なため必ずしも効果的ではありません。総合的かつ連携的な取り組みへの理解者及び援助者の育成が急務になってきております。
 20年目を迎える今年は特別企画として『不登校20年間をふり返る』をテーマに、生徒指導提要座長を務め、この研修会においても20年連続して講師を務めて頂いた大阪樟蔭女子大学長森田洋司先生にご教授賜ります。また、2日目は様々な問題について、ワークショップを開催し、参加者の皆さま方とともに、この問題について、議論を含め、具体的な解決に向けて考えていきます。
 今年度は特別にこの問題を抱えている保護者も参加します。幼児教育、生徒指導、養護、相談室の先生方だけでなく、子どもに係わる全ての先生方が参加できるように配慮してあります。また、児童相談所の相談員の方、福祉関係、児童民生委員の方々など不登校・ひきこもりや軽度発達障害にかかわる領域で仕事されている方々を参加対象に行います。
 講師の先生方は実際の不登校児童・生徒及び軽度発達障害等のそれぞれの専門分野で活躍する、我が国を代表する先生方をお招きしております。
 受講される皆様が不登校やLD・ADHD・高機能自閉症に関する理解と取り組み(対応)を様々な角度から学び、その実践に生かして頂くことができれば幸に存じます。

会場・日時

  • 会場
    国立オリンピック記念青少年センター(東京都渋谷区代々木)にて開催を予定しています。
  • 日程
    平成22823日(月)〜824日(火)

8月23日(月) 講座紹介&スケジュール

時間 講師&講座名 講座内容
10:00

11:50
【生徒指導提要を学ぶ】

−社会的なリテラシーの涵養に向けて−

大阪樟蔭女子大学長
文部科学省生徒指導提要協力者会議座長
大阪市立大学名誉教授
森田 洋司
都市化や少子化、情報化社会が進む中で、社会全体の中で様々な課題が起きている。また、子どもたちの問題行動等の背景には規範意識や倫理観の低下が関係しているとも指摘されている。児童・生徒の問題行動で、過去からある課題、現在、起きた新たな課題、今後、起こることが予測できる課題等に対して、新しい生徒指導提要は一つの課題解決への考え方を示しました。そこで、生徒指導提要をまとめ上げた座長であり、我が国を代表する社会学者で、最高の知識人である森田洋司先生に、流動する社会全体像を大きく捉え、ながら、それらの問題を解決していくベースになる考え方のヒントご講義して頂きます。
『学校長・教育委員会・指導主事・全教員必修講座』
13:00

13:50
【新しい生徒指導の基本書について】

−生徒指導は学校が教育目標であり、子どもの人格形成を図る−

文部科学省初等中等教育局 児童生徒課
課長補佐
井上賢一
生徒指導に関し、従来までは小学校から高校段階まで、理論・考え方や実際の方法等について時代の変化に即して網羅的にまとめた基本書が存在せず、生徒指導の組織的・体系的な取組も進んでいなかった。また、児童生徒の抱える問題の背景は複雑であり、警察や児童相談所の協力・連携の強化、地域や青少年健全育成団体、家庭との協力は欠かせない。それらを網羅した生徒指導の基本書ができた。それを活用され、生徒指導の一層の充実を図って頂ければ幸いです。
『全教員・相談員必修講座』
14:10

16:50
━シンポジウム━
【長引いた不登校経験者や発達障害者の自立とは】
・花輪敏男(前山形県立山形聾学校長・東北文教大学講師)
・野沢和弘(毎日新聞社編集委員)
・体験者・親
・司会  牟田武生(NPO法人教育研究所理事長)
不登校や発達障害を抱えている子どもや家庭にとって、学校や社会の理解と協力は非常に大切なものである。近年においては本人・家庭・支援者の努力において学校や関連の教育施設においては、まだ充分ではないが、様々な成果が現れてきている。しかし、学校教育を離れ、あるいは成人に達し、職業的自立を視野に入れた社会的自立を考えると大変心細い社会的な状況である。今回のシンポジウムでは、本人や家族にとって「自立とは」を様々な角度で考えながら、何が問題なのか、また、どのような支援が望ましいのかを考えて行きたい。
『全教員・相談員必修講座』

8月24日(火) ワークショップ  講座紹介&スケジュール

少人数制のワークショップ形式です。申し込み時に講座を選んでいただきます。
A講座・B講座・C講座に分かれて各講師が90分×3コマの講座を受け持ちます。
期間中の講座の変更はできません。各講座とも定員30名の少人数でより専門的に学ぶワークショップです。



【発達障害の早期の治療指導・予防の方法】

−脳生理学、小児医学、心理臨床の共同研究により、早期の治療指導の方法を実践的に研究し、効果的な方法がわかった。この用法を乳児期に適用することで予防の方法も確立した−

小児医学、脳生理学、臨床研究の協力研究者 代表
さいたま市教育相談センター所長  金子 保
同主任相談員  野口 嵩 ・ 相談員 阿部 由紀子
ワークショップ(1)
発達障害スペクトラムについての理解と早期治療指導の方法
−2歳で言葉のない子、増えない子の様子を見るのは問題です−
ワークショップ(2)
発達障害の予防について
−その方法は日本の伝統的育児−
ワークショップ(3)
事例研究
『乳幼児の育児相談者、幼児教育者、小学校教員・コーデイネーター、障害児の父母』


【発達障害と教育相談】

−それぞれの状態においての対応方法を考える−

前山形県立山形聾学校長・東北文教大学講師共栄客員教授・山形県自閉症協会長
花輪 敏男
発達障害を抱える子ども達に対する教室でできる具体的な教育支援のあり方を子どもの状態像に応じた指導のあり方を検討する。教育現場で抱える悩みをわかりやすく解決する。『相談員、担任教師、生徒指導担当』


【不登校・ひきこもり長引かせないためには】

−様々なケースについて親子への対応を考える−

NPO法人教育研究所理事長 牟田 武生
不登校の長期化やひきこもりは本人の今後の人生を考える上においては避けがたいことである。不登校の予防、初期の対応、長期化したケース、ネットゲーム依存を含んだケース等、それらの対応を参加者の事例の中から学ぶ、また、学校教育から社会的自立への公的支援についても紹介する。 『担任・進路指導教諭・適応指導教室、相談員必修講座』

詳しい内容につきましては問題行動研究会事務局までお問い合わせください。

お問い合わせ

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