NPO☆Kyoken通信 67号
夏がこの間終わったと思ったら、早いもので、もう11月です。この調子だと、気がついたら年明けなのかもしれませんね。教研に通ってきている子ども達も、来春に向けて少しずつ本格的に動き始めました。
子どもによって成長変化のスピードも、方向性も違います。動き出したときに困らないためにも、個々の子ども達が、それぞれのペースで確認をしながら準備し、動いていくことが大切です。そして、見守る側の大人もその子どもの状態を理解し、サポート体制を作っていくことが大切です。そうした安定した環境を大地として根ざし、子ども達は新たに枝を広げていくのです。
教研の講演会をぜひ、利用してください
通信でも何度かお伝えしていますが、教研の講演会は6月から財団法人倶進会の助成金を受け、無料で開催しています。
この講演会は不登校・ひきこもりの子どもを持つできるだけ多くの方のお役に立てばと、年に9〜10回の予定で開催しているものです。
11月はいよいよ選択が迫られる時期になっている高校進学の問題を取り上げます。春からの動きを見据えて、どのように取り組んでいくのか、ご一緒に考えて行きます。
12月からは3回シリーズで、“何となく行かない不登校”について、分かりやすくお話をして行きます。
いずれの講演会も始めて参加される方でも分かるような形でお話を進めていきます。
講演会後、オープングループを始めます
また、第二部として15時20分からグループカウンセリングも行っています。事前の申し込みは特に必要ありません。講演の中で疑問に思ったことや、もっと聞いてみたいこと、子どもの対応についての悩み事、お母さんの憂さ晴らし、なんでも結構ですのでご自由にご参加下さい。こちらも参加は無料です。(公的助成を受け、開催します。)
せっかくの無料の機会です。ぜひ、ご参加ください。また、お近くで興味のある方などいらしたら、ぜひ、お誘いください。
11月の講演会 もう一度考えよう!不登校からの高校受験
| 日程 | 平成16年11月13日(土) |
| 会場 | ゆめおおおかオフィスビル内ウィリング横浜503号室 (ゆめおおおかHP内のゆめおおおかへのアクセスへ) |
| 講師 | 牟田 武生(NPO法人教育研究所理事長・教育コンサルタント) |
| 参加費 | 無料 ※第一部は倶進会助成金により開催。第2部は公的機関助成金にて開催。 |
| 定員 | 60名先着 |
不登校の進路は多様化してきました。高等学校も不登校に対する理解が進み、制度も柔軟化しています。それにあわせて特色ある学校が各地にできはじめ、不登校の子ども達にとっても通いやすいと思える学校が増えてきています。
しかし、“不登校だと普通に受験はできない”というイメージがどうしても強く残っているようです。中学校の受験指導の場面でも前例はいまだに少なく情報も豊富ではありません。
不登校の子ども達にとって高校受験は動き始める大きなチャンスです。そう考えたときいったい何ができるのか、視点を変えてもう一度考えて見ましょう。受験のプレッシャーをエネルギーに変えるためのヒントをご一緒に考えていきましょう。
12月の講演会 新しい不登校!行けそうで行けない子どもたち
私たちの調査の中で、今までと違った新しい不登校像として、行けそうで行けない子たちが増えてきました。大人には理解しにくい、こうした状態像を持つ子ども達にどう接し、社会参加を促していくのか。ご一緒に考えて生きたいと思います。
講演会スケジュール(各回共通)
| 受付開始 | 13時 |
| 講演会(第一部) | 13時30分〜14時45分 |
| 質問コーナー | 14時45分〜15時 |
| 第一部 終了 | 15時 |
| グループカウンセリング (第二部) | 15時20分 |
| 第二部 終了 | 16時30分 |
1月・2月の講演会会場と日程が変わります
通常上大岡にある、ウィリング横浜で開催している教研の講演会ですが、1月と2月の“何となく行かない不登校”第2回、第3回の講演会場は、場所を桜木町にある横浜市民活動支援センターの4階研修室に移して行います。タイムスケジュールは変わりません。
1月の講演会
「新しい不登校、状態の変わらない子どもに今何が出来るか」
2005年1月22日13時30分より(定員34名)
2月の講演会
「新しい不登校、この春動き出すために」
2005年2月12日13時30分より(予定)
クラス生募集中です
オープンクラスってどんなとこ?
9月に少し仲間が増え、にぎやかになってきました。教研のクラスの中では一応スケジュールはありますが、勉強をするのも、スポーツをするのも、自分のペースでやっていきます。
いきなり毎日通ってくる子もいるし、自分のペースで週2回とか、3回とかで通ってくる子もいますよ!
授業のペースはマイペース
学校の授業は時間割の中でやることがかっちり決まっています。だから、自分のペースではなく、先生のペースで学習が進められてしまうことがどうしても多くなってしまいます。教研の授業は担当の先生が決まっている以外はそれぞれのペースで学習を進めて行きます。時間の中で何をどんな風に学習していくかを、教科担当の先生と決めて進めていきます。
一緒にスポーツしてみませんか
毎週水曜日に集まってみんなで運動をしています。集まった人数によってだけど、男の子は天気がいい日はグラウンドで、ゴムボール野球や、サッカー、雨の日にはバスケやバトミントン、卓球。女の子は天気がいい日はバレーボール、フリスビー、雨の日はバドミントン、卓球など。例として男の子、女の子で書いてありますが、別に男女で分けているわけではありません、参加したいところに参加できます。ぜひ、一緒に楽しみませんか。
| 日時 | 毎週水曜日午後1時から3時まで |
| 集合 | 教研午後1時 |
| 用意するもの | 汗をかくので着替え。運動しやすい服と、運動しやすい靴。雨の日は体育館になるので、室内用運動靴。 |
遠足に参加してみませんか
教研では毎月一回程度遠足で色んなところに出かけます。みんなの“こんなところに行ってみたーい!”“あんなことしてみたーい!!”を聞いて次に行くところを決めてます。ご意見お待ちしてます!
グルメ会に参加してみませんか
月に一度のペースでおいしいものを作って、堪能するというグルメ会を開催しています。11月のグルメ会のメニューは生春巻き、焼きビーフンorフォー、トムヤムクン、タピオカです。
日程:11月22日(月)、12月21日(火)
お昼頃から始めます。12月に何を作るかはこれから。クリスマスメニューになるかもしれません。
参加費は実費です。興味のある方、ぜひご参加下さい。詳しくはお問い合わせ下さい。
地域子ども教室コミュニティークラブへ集まれ!
文部科学省では平成16年度から、家庭・地域・学校が一体となって取り組む「子ども居場所づくり新プラン」を実施しています。これは、全国の各地域で大人たちの協力を得ながら、放課後や休日に子どもたちがさまざまな学習活動やスポーツ・文化活動などに取り組める「居場所」をつくろう、という趣旨のものです。
教研でも、横浜の民間教育団体やNPOが集まった横浜市地域子ども教室コミュニティークラブ実行委員会に参加し、協力して文科省より委託を受け、教研もYCC港南として「子供の居場所/地域子ども教室」を実施することになりました。
横浜市の小中学生は参加費が実費のみで参加できます。(要申込)詳しくはお問い合わせ下さい。
街角相談(無料)を開催しています。
YCC港南としての活動の中で、横浜市在住の小中学生の保護者の人に向けて街角相談(無料)を開催しています。
開催日:第2・第4火曜日の午後
(詳しくはお問い合わせください。)
インターネットで「教育講演」を聞く
専門家が様々な視点から語る「不登校」問題 「不登校−その時、親はどう関わるか」VI.
講師:牟田武生
牟田先生の講演がSSwebインターネットラジオで放送されています。昨年の暮れスタートしたこの放送も大変ご好評頂いているようです。講演の内容を数回に分けてご紹介しています。今号はその第5回目です。
VI、父親がしなければならないこと
以前では、「子どもの教育はお前にまかせていたのにこんなことになってしまった」と、お母さんを責めるお父さんはいました。しかし、最近では流石にそのようなお父さんは少なくなってきました。でも、子どもが思春期に入ると何となく父親を煙たがったり、避けたりする傾向は発達段階上で必ず起こります。そのため、父親は何となく子どもと疎遠になり、家に居心地の良い精神的な居場所が見つけられずに、仕事に依存していく「逃げ」が起きやすくなるのは、どこの家庭でも同じです。しかし、ひきこもりを伴う不登校の子どもは、自分自身の作り直し、大げさな言葉で表現するなら、再誕生をしているので、父親を激しく拒否したかと思えば求めていることもあるので、母親の精神的な支えになってあげることと同時に、子どもの状態に応じたタイムリーな対応が大切になります。
子どもが父親を激しく拒否している時は次のような時です。
- 自分の気持ち理解せずに、むやみに登校刺激を加えてくる時。
- 父親が子どもに対して、登校刺激を行なっていない時でも、社会に出て毎日働いている父親は動く登校刺激に思え、動けない自分は存在価値のない人間に思える時
- 母親に退行している時、本当の気持ちとしては母親を独占したい。父親はうざったいと思える時
子どもが父親を求める時
- 母親への退行をほとんど終え、母親を通して父親が自分を否定していないと確認が出来、父親にも直接確認をしたくなった時
- 学校や社会に出ようとするが、踏み出す勇気が出ない時
赤ちゃんが母親を求め、母親との共感関係を終え、母親からもらった真綿で包まれるような基本的な愛情と信頼関係の上で、父親に対して違った愛情を2〜3歳位になると求めるようになります。ちょうどそれと似たような感じで父親を求めてきます。父親への確認は、母親への退行と違って、自分を否定していないかが中心になります。父親に対して自分を受け入れてくれている。否定されていないなどの確認が済むと、ひきこもりがちだった子どもでも、自分が好きなこと、たとえば、Jリーグの観戦やつりなど父親が誘えば外出するようになっていきます。子どもが女の子でも、行く場所が違っていたり、母親も一緒だったりと条件は少し変わりますが、心理的には変わりがありません。そんな状態になったら、子どもが行きたいところは金銭的に許す範囲で、ドンドン父親の役割で誘い出しましょう。
その時子どもの心は、ひきこもっている時、「人が自分をどうみているか気になって、他人の目が怖かったが、慣れてくると気にならなくなった。私のことなど皆、全然気にしていない。自分自身、変な人でも、おかしな人でもない」ということがわかってきます。
母親が情緒や精神面を安定させる役割の愛情を与え、父親が社会に出て行くための力と勇気を与えてくれる愛情、というように、子どもたちは愛情を性差によって使い分けていきます。
父親が充分な役割を果たさないと、子どもは退行のまま、母子蜜着が起き、母親を隷属させるような関係になり、大変、長いひきこもり状態が続くことが多いので、父親のはたす役割は大変重要なものになります。(次号最終回へ続く)
グループカウンセリングのお知らせ
不登校理解のための勉強会
“小・中・高校生の不登校を抱える親のための”
西村グループカウンセリング
不登校の状態がしばらく続くことは親にとってとても不安なことです。
- 「家では好きなことを好きなだけしている…。」
- 「このままそっとしておいていいのか?」
- 「怠けじゃないのか?」
- 「辛そうに見えるけど親からの声掛けには反応がない」
- 「話を聞こうとするけれど、結果的にいつも親子喧嘩になってしまう」
このように子どもの状況につい振り回されてしまい、親自身が不安定な気持ちになってしまうことがあります。それは子どもと1対1で向き合ううちに、どうしても頭の中であれこれ考えることが多くなり、親自身がついついマイナス思考に陥っていたりするからです。
子どもを支えるためにはまず親の方が気持ちを楽に持つことが大切です。このグループカウンセリングでは同じような状況を抱える方々に参加していただき、それぞれの問題を出し合い、それを整理しながらご一緒に考えていこうと思っています。子どもの抱えている心の問題を理解して、状況に合わせた働きかけ、対応のポイントを見つけていきたいと思います。ご参加お待ちしています。
| 第二期/日程 | 平成16年12月8日(水)・15日(水)・22日(水)(申込締切:12月7日) |
| 第三期/日程 | 平成17年2月10日(木)・17日(木)・24日(木)(申込締切:2月9日) |
| ※各回毎その都度終了、独立したグループです。 | |
| 時間 | 各回とも15時30分〜17時(90分) |
| 費用 | 各3,000円(全3回分) |
| 場所 | NPO法人教育研究所、定員10名 |
※社会的ひきこもりの子どもを抱える親のため牟田グループカウンセリングは定員になりましたので締め切らせていただきました。
お母さんたちのミニ図書館のお知らせ
「毎月1回親の会でミニ図書館を開いています。不登校やひきこもりに関する本や心理の本などが300冊以上ありますので、利用していただければと思っています。
教育や心理以外の本も増えてきました。9月には図書の整理をして新しい本も入りましたのでお立ち寄りください。
また、毎月5〜6人が集まって、お茶を飲みながらおしゃべりに花を咲かせていますので、気軽な気持ちで参加していただければいいなと思っています。会員の方ならどなたでも貸し出しを行っています。お待ちしています。 予約の必要はありません。」(卒業生の母より)
開催日:11/27(土)10:30〜 / 1/22(土)10:30〜 / ※12月はお休みです。
スクールカウンセラーへのスーパーバイズ研修を開催しています
日程: 12月18日、1月15日、2月19日、3月12日の各土曜日の午後3時から5時まで※参加費等、詳しいことはお問い合わせください。
特別特価で本の販売をしています
教研にご注文いただく形で2005年度“総ガイド高校新入学・転編入”を500円(定価2100円)で、“すぐに解決!子ども緊急事態Q&A”を1000円(定価1680円)でお送りしています。(送料は別で100円)詳しくはお問い合わせください。
ご協力ありがとうございました
横浜市教育委員会及び横浜子ども支援協議会の協力で、NPO教育研究所が作成した横浜市の長欠児童生徒のアンケート調査研究が開始されています。ボランティアで協力して頂いた方、ありがとうございました。
調査研究の中間発表は2月初旬になります。
行事カレンダー
| 11月13日(土) | 教研講演会 |
| 11月20日(土) | 牟田グループカウンセリング |
| 11月21日(日) | 長野県、市民の会講座 |
| 11月22日(月) | グルメ会 |
| 11月27日(土) | ミニ図書館 |
| 11月30日(火) | 東京都、精華保育園講演 |
| 12月4日(土) | 教研講演会 新潟県、新潟市教育委員会講演 |
| 12月8日(水) | 西村グループカウンセリング |
| 12月12日(日) | 愛知県、豊橋地区父母集会講演 |
| 12月14日(火) | 街角相談 |
| 12月15日(水) | 西村グループカウンセリング |
| 12月18日(土) | 牟田グループカウンセリング |
| 12月21日(火) | グルメ会 |
| 12月29日(水) | 教研年内最終日 |
| 1月7日(金) | 教研年初め |
| 1月15日(土) | 牟田グループカウンセリング |
| 1月22日(土) | 教研講演会ミニ図書館 |
