NPO☆Kyoken通信 66号
本当に暑かった夏も終わり、少しずつ早く訪れるようになった夕暮れや秋風の中の虫の声にようやく秋の訪れを感じるようになりました。 教研では毎年夏に「夏期セミナー/教師と専門家のための不登校問題研修会」を開催しています。今年は東京会場と合わせて7月末に大阪会場でも研修会を開催しました。今年も研修会の準備の段階から多くの方にご協力頂きました。おかげさまで全国から1147名の先生方にご出席頂き、実りの大きい研修会を無事に開催することができました。本当にご協力ありがとうございました。
9月からは、教室を中心にさまざまな活動を展開していきます。ぜひ、ご参加下さい。
クラス生募集中です
教研では現在、オープンクラスの仲間を募集中です。
オープンクラスってどんなとこ? (?_?)
オープンクラスは、みんながアットホームな雰囲気の中で、心をのびのびさせながら、勉強をしたり、スポーツをしたりして過ごせる場所です。
一応スケジュールはありますが、勉強をするのも、スポーツをするのも、自分のペースでやっていきます。例えば、自分の得意な教科から少しずつ始める子もいるし、苦手な教科を復習しながら始める子もいます。どんな風に進めていくかは教科担当のスタッフと相談しながら、決めていきます。
スポーツもマイペースで。得意不得意は誰でもあるものですから。
オープンクラススケジュール
Mon |
Tue |
Wed |
Thu |
Fri |
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10:00 〜 12:00 |
Class Time |
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12:00 〜 13:00 |
Lunch Time |
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13:00 〜 15:00 |
Class Time |
Class Time |
Sports Time |
Class Time |
Class Time |
午後 時間 担当 |
理数系 /久玉 |
英語・国語 /田村 |
西村・田村 |
社会科系 /西村 |
理数系 /久玉 |
授業のペースはマイペース
学校の授業は時間割の中でやることがかっちり決まっています。だから、自分のペースではなく、先生のペースで学習が進められてしまうことがどうしても多くなってしまいます。教研の授業は担当の先生が決まっている以外はそれぞれのペースで学習を進めて行きます。時間の中で何をどんな風に学習していくかを、教科担当の先生と決めて進めていきます。時には教科外のものを学習してる人もいたりして・・・。
一緒にスポーツしてみませんか
毎週水曜日に集まってみんなで運動をしています。集まった人数によってだけど、男の子は天気がいい日はグラウンドで、ゴムボール野球や、サッカー、雨の日にはバスケやバトミントン、卓球。女の子は天気がいい日はバレーボール、フリスビー、雨の日はバドミントン、卓球など。例として男の子、女の子で書いてありますが、別に男女で分けているわけではありません、参加したいところに参加できます。ぜひ、一緒に楽しみませんか。
- 毎週水曜日 午後1時から3時まで
- 集合:教研 午後1時
- 用意するもの:汗をかくので着替え。運動しやすい服と、運動しやすい靴。雨の日は体育館になるので、室内用運動靴。
※予定変更もありますので、参加する前にご連絡下さい。
みんなで楽しむイベントとして、月に一度は遠足に出かけます。場所はみんなで考えて決めます。年に何回かはみんなで旅行にいったりもします。今年から富山の温泉が湧き出る宿泊施設ができました。黒部渓谷の大自然を満喫できます。他にも、みんなで山に登ったり、スキーをしたり。子どもの行きたい!やりたい!好奇心大歓迎です!
遠足に参加してみませんか
教研では毎月一回程度遠足で色んなところに出かけます。みんなの“こんなところに行ってみたーい!” “あんなことしてみたーい!!”を聞いて次に行くところを決めてます。ご意見お待ちしてます!
グルメ会に参加してみませんか
月に一度のペースでおいしいものを作って、堪能するというグルメ会を開催しています。グルメって響きがちょっと特別なのは、その時に、食べたいなぁと思ったものを何とか作って食べちゃうから。もちろん、何が食べたいのかは、子どもたちが決めます。
7月のグルメ会は(八戸名物いちご煮のお吸い物と、手巻き寿司、バナナ味とバニラ味のババロア!でした。おいしそうでしょ?
次回のグルメ会は日程未定です。
何を作るかはこれから。参加費は実費です。興味のある方、ぜひご参加下さい。詳しくはお問い合わせ下さい。
秋の大検の願書受付が始まりました
受付期間は平成16年9月13日(月曜日)〜9月27日(月曜日)(最終日の消印有効)です。試験は平成16年11月20日(土曜日)及び11月21日(日曜日)に実施されます。この秋の大検受験に向けての相談指導なども受け付けています。
地域子ども教室コミュニティークラブが始まります
文部科学省では平成16年度から、家庭・地域・学校が一体となって取り組む「子ども居場所づくり新プラン」を実施しています。これは、全国の各地域で大人たちの協力を得ながら、放課後や休日に子どもたちがさまざまな学習活動やスポーツ・文化活動などに取り組める「居場所」をつくろう、という趣旨のものです。
教研でも、横浜の民間教育団体やNPOが集まった横浜市地域子ども教室コミュニティークラブ実行委員会に参加し、協力して文科省より委託を受け、「子供の居場所/地域子ども教室」を実施することになりました。
横浜市の小中学生は参加費が実費のみで参加できます。(要申込)詳しくはお問い合わせ下さい。
インターネットで「教育講演」を聞く
専門家が様々な視点から語る「不登校」問題「不登校−その時、親はどう関わるか」IV.
講師:牟田 武生
牟田先生の講演がSSwebインターネットラジオで放送されています。昨年の暮れスタートしたこの放送も大変ご好評頂いているようです。講演の内容を数回に分けてご紹介しています。今号はその第4回目です。
V.母親にできること
子どもが不登校になった。まず、「あわてない」ことが大切です。必ず解決の道はあります。母親に求められることはホット&クールです。子どもにはホット=暖かく接し、事態にはクールな、冷静沈着さが求められます。そのことについてお話をしていきましょう。
退行は0歳から6歳位までの一次成長期に獲得出来なかった発達課題のやり直しを意味しています。人間は生まれた時の感情として、快と不快を持って産まれてきます。言葉をまだ話せない赤ちゃんは具合が悪い時、気分が優れない時、寒い時、暑い時、お腹が空いた時に不快を訴えます。すなわち不快は命を守るための叫びです。
反対に体の調子が良い時、気分が良い時、室温がちょうど良い時、喉の渇きもなく、お腹が空いていない時にはご機嫌でニコニコしています。快と不快以外の感情は、ふつう育ててくれる母親の気持ちや気分を赤ちゃんに投影同一視させながらすり込まれていきます。母親が怒ると怒りの感情を覚え、うれしいと感じれば、うれしいという感情を読み取り自分の感情として刷り込み、感情を分化させ、情緒を安定させていきます。勿論、完全な母親なんて存在しません。母親も未熟な分を残しています。ですから、完全に感情を分化させ、情緒が安定した子どもはおりません。ふつう子どもはどこか歪なところ、不完全なところを残して思春期に入ります。思春期とはおおよそ10歳から18歳位までです。この時期を二次成長期とも呼んでいます。子どもから大人に心身共に変化する時期です。思春期に学校に行きたいけれど行けないで、苦しんでいるひきこもりを伴う不登校の子どもの場合は、不登校からくる挫折感も伴います。そのため、二次成長の思春期でも、自分の情緒を安定させるために一次成長に戻り、発達課題のやり直しのために退行を起こすのです。退行は、例え15歳の思春期の中学3年生でも精神的に母親独占しようと、甘えたり、拗ねたり、幼稚なことで困らせたりさせて、母親が自分のことをどう思っているのか、母親におきる感情を確かめ、自分の気持ちとのすり合わせを行い、情緒を安定させていきます。これらの行動はちょうど2〜4歳児がとるような仕草なので別名「幼児もどり」とも呼ばれています。ただ違うことは、3歳になったり、15歳なったりすることです。ある母親が退行は子どもの成長の上では大切な行動なので、1日中、幼児に接するような対応をしたところ、子どもは「俺をお前は馬鹿にする気か!」と大変激怒したそうです。ですから、基本は子どもが求めたら応じることです。退行は生理的に母親を求める行動ですので、拒否をしたり、上手に対応出来ないと、家庭内暴力が起きたり、母子の関係がおかしくなって、口もきかなくなり、完全に自室にひきこもってしまったりします。しかし、母親にとって、この上手に対応することが極めて難しいのです。たとえば15歳の子を3歳の子どもに接するようにと言われても、3歳の子どもには自然と母性本能で何の抵抗もなく接することは出来ますが、15歳の子どもには母性本能が起こりにくいので自然には出来ません。仕方がなく演じてやると、子どもは母親の心の奥底にある感情を本能的に読み取ろうとするので、すぐに母親が演じていることを見抜いてしまうのです。上手くやろうとせずに次のことを大切にしてください。
- 子どもが嫌がらせのためにやっているのではなく、心から母親を求めて行動していることを理解しましょう。母親を愛していなければ求めないわけです。
- 「そばにいてほしい」「話を聞いてほしい」「体を揉んでほしい」等の求めに対して心から接し、応じてあげましょう。
- 話を一生懸命聞いてあげ、本人の言葉を否定したり、必要以上に励ましたりしないようにしましょう。
- 子どもは考えがまとまらず、優柔不断になっていることが多いのですが、母親が友人関係や学校のこと等、子どものことについて、判断したり、結論を出したりしない。もしも、判断や結論を求められたら「お母さんなら、こう思うなぁ」程度にしておきましょう。
- 退行は子どもが満足出来たり、情緒が安定し、精神的に落ち着いて来るとなくなります。しかし、得られないと何時までも続くことがあります。
- 最後に、退行を起こしている子どもを抱えると、お母さん自身にストレスがかかるのでストレスを上手に発散するように心がけてください。
退行を完全にやり終えた子どもは私の30余年のカウンセリングの中では、二度と不登校を起こしたり、出社拒否になったりはしませんでした。なぜならば、再登校しても、以前のように、他人との感情交流に不自然さがなくなるからです。また、たとえ、感情の共有化が出来なくても、在りのままの自分でも良いことに気がつくからです。
(次号へ続く)
講演会のお知らせ
この講演会は不登校・ひきこもりの子どもを持つ親の方への役に立てればとNPO教育研究所が企画、運営をしています。
財団法人倶進会の助成金を得て、7月から参加費無料で講演会を開催できることになりました。また、10月の講演会からは公的助成を受け、講演会終了後のオープンのグループカウンセリングが無料開催されることになりました。ぜひ、ご利用ください。
10月の講演会
教室の中での気づかいからひきこもりや校内暴力へ
| 日程 | 平成16年10月02日(土) |
| 会場 | ゆめおおおかオフィスビル内ウィリング横浜503号室 (ゆめおおおかHP内のゆめおおおかへのアクセスへ) |
| 講師 | 牟田 武生(NPO法人教育研究所理事長・教育コンサルタント) |
| 参加費 | 無料 ※第一部は倶進会助成金により開催。第2部は公的機関助成金にて開催。 |
| 定員 | 60名先着 |
今、子ども達の友達関係に異変が起きている。教室の中ではグループが少人数に分かれ、相手に嫌われ一人ぼっちのキモイやつと言われないように、気づかいながら学校生活を送っている子どもが多い。そのような生活を続けているとストレスが自然にたまる。しかし、日本の子ども達はストレスの発散に有効な睡眠時間が、大人の夜型の生活を受け、欧米に比べ非常に短くなっている。
ストレスを溜め込んだ子ども達の身体は、様々な精神症状と身体症状に襲われる。こころと体の不調からいったん不登校になると、長時間睡眠から昼夜逆転の生活が始まり次第に長期化していく。焦りや不安から様々な二次症状が起こり、場合によっては家族混乱まで引き起こし、30歳代にまでひきこもりが続いていく場合も最近は多い。
たとえ、不登校にならなくてもストレスと睡眠不足からイライラ感が増大し、多動な行動をしたり、突然キレることもある。それらが小学生の校内暴力の激増の原因の1つになっていることも充分に考えられる。
環境を含めた生活状況の見直しをはかり、こころの問題から起こる、ひきこもり等の様々な問題行動をもう一度整理して考え、解決していく方法をご一緒に考えたいと思います。
11月の講演会
もう一度考えよう!不登校からの高校受験
| 日程 | 平成16年11月13日(土) |
| 会場 | ゆめおおおかオフィスビル内ウィリング横浜503号室 (ゆめおおおかHP内のゆめおおおかへのアクセスへ) |
| 講師 | 牟田 武生(NPO法人教育研究所理事長・教育コンサルタント) |
| 参加費 | 無料 ※第一部は倶進会助成金により開催。第2部は公的機関助成金にて開催。 |
| 定員 | 60名先着 |
不登校の進路は多様化してきました。高等学校も不登校に対する理解が進み、制度も柔軟化しています。それにあわせて特色ある学校が各地にできはじめ、不登校の子ども達にとっても通いやすいと思える学校が増えてきています。
しかし、“不登校だと普通に受験はできない”というイメージがどうしても強く残っているようです。中学校の受験指導の場面でも前例はいまだに少なく情報も豊富ではありません。
不登校の子ども達にとって高校受験は動き始める大きなチャンスです。そう考えたときいったい何ができるのか、視点を変えてもう一度考えて見ましょう。受験のプレッシャーをエネルギーに変えるためのヒントをご一緒に考えていきましょう。
講演会後、オープングループを始めます
講演会終了後の15時20分より16時30分まで、グループカウンセリングを企画しています。事前の申し込みは特に必要ありません。子どもの対応についての悩み事、お母さんの憂さ晴らし、なんでも結構ですのでご自由にご参加下さい。参加は無料です。(公的助成を受け、開催します。)
グループカウンセリングへの助成申請が通りました
倶進会(講演会開催)への助成に続いて、助成が得られるようになったのは、次のものです。
<不登校・ひきこもり>お母さんの支援グループ講座
〜子どもの心に寄り添うために〜
(公的助成を受け、いくつかのグループカウンセリングを開催していきます。)
※同封のちらしを参照してください。
- 「開放型のグループカウンセリング」(講演会の後に開催)
- 「閉鎖型のグループカウンセリング」(牟田)
- 「閉鎖型のグループカウンセリング」(西村)
現在、他にもいくつかの活動に対して助成を申請中です。
お母さんたちのミニ図書館のお知らせ
毎月1回親の会でミニ図書館を開いています。 教研にお世話になった私たち(親の方々)が持ち寄った本が300冊以上にもなっています。皆様方に利用していただければと思っています。親の会ではお母様方が集まっておしゃべり会などもしています。
同じ悩みを持つ同士、愚痴を言い合ったり、話を聞いてもらったりと、自分の素のままでいられるホット一息つける場所です。おしゃべりした後、少し笑顔になって帰れる気がします。1人で悩むよりも、皆で考えた方が、いい案が浮かぶかもしれません。
会員の方ならどなたでも貸し出しを行っています。お待ちしています。 予約の必要はありません。お気軽にお立ち寄りください(卒業生の母)
開催日:平成16年9月25日(土)午前10時30分〜
(この日は図書の整理も予定しています。)
日本丸パークだがしや楽校に参加します
参加にともない、10月9日(土)〜13日(水)の間、教研は12日の西村グループ以外はお休みになります。
スクールカウンセラーへのスーパーバイズ研修を始めます
10人前後のスクールカウンセラーのグループを作り、臨床事例を共有しながら、スーパーバイザーがアドバイスを行い、スクールカウンセラーの力量をアップしていくことを目的にします。10月から平成17年9月まで、月一回、スクールカウンセラー「スーパーバイズ研修」を全12回で行います。
- 日程:10月16日、11月20日、12月18日、1月15日、2月19日、3月12日の各土曜日の午後3時から5時まで
※現在日程が確定しているのは3月まで。4月以降は随時決めていきます。
行事カレンダー
| 9月25日(土) | ミニ図書館 |
| 9月26日(日) | 牟田講演会(横須賀にて) |
| 10月2日(土) | NPO法人教育研究所講演会 |
| 10月5日(火) | 西村グループ |
| 10月12日(火) | 西村グループ |
| 10月9日(土)〜13日(水) | 日本丸パークだがしや楽校(主催団体のホームページ) (教研のクラスは休み) |
| 10月16日(土) | 牟田グループ |
| 10月19日(火) | 西村グループ |
| 11月13日(土) | NPO法人教育研究所講演会 |
| 11月20日(土) | 牟田グルーフ |
| 11月23日(火) | 協議会フォーラム |
NPOの寄付口座ができました
今までも寄付という形でみなさんにご支援頂いて来ました。NPO法人教育研究所にも寄付口座ができました。頂いた寄付はNPO法人教育研究所の活動に役立てさせて頂きます。これからもよろしくお願い致します。
寄付口座:横浜銀行 上永谷支店(普)1442
