NPO☆Kyoken通信 64号
桜の季節もあっという間に過ぎ、気がつけばつつじをはじめ様々な花が咲き乱れる、若葉まぶしい季節がやってきています。NPO法人教育研究所もこの春から運営体制をNPO法人変え、より多くの人に役立ててもらえるような活動をしていくつもりです。これからもよろしくお願い致します。 (スタッフ一同) NPOになって何が変わるの?
NPO法人教育研究所の運営体制がNPO法人になったことでNPO法人教育研究所はどうかわるのだろう、そう思われる方のために4月からのNPO法人教育研究所の主な活動を紹介します。
- カウンセリング&進路相談
- メンタルフレンド・ケースワーカー派遣
- 講演会・親の勉強会
- オープンクラス・宿泊体験
- 教職員研修などへの講師派遣
- メンタルフレンド・ケースワーカー研修
- 不登校問題研修会の開催
- 全国全日制高校受け入れ調査
- 不登校・ひきこもりに関する調査研究
など、不登校・ひきこもりの子ども、親の支援をする今までの活動を基本として、今後は調査研究、研修の部分をさらに大きくする形で活動していく予定です。
NPOになったけど・・・
また、NPO法人になったら、様々なことが無料あるいは安価になる、そうお考えになっている方もいらっしゃるかもしれませんが、不登校・ひきこもり支援の民間施設に対しては社会的にまだ資金面での助成や支援の体制が必要であるという認識がないのが現実です。公益性のあるNPO法人となったことで公的な機関とのやり取りがしやすくなったものの、運営資金の面では運営体制がNPO法人に変わってすぐ、様々な公的な資金援助や支援が得られるわけではありません。
不登校・ひきこもりの子どもたちにも教育を受けるための支援をして欲しい、こうした支援活動が必要であるということを更に認めてもらうことができれば、今後、無料、あるいは負担が少ない金額でこうした活動が行っていけるものと考えています。
NPOはみんなで作り上げえるもの
今までと大きく変わったといえるとすれば、NPO法人教育研究所の会員となってくださる方はみんな運営に参加できるということ。NPO法人教育研究所のスタッフも会員です。不登校の子どもの支援を始めてからは30年以上ですが、皆さんの声を反映したNPO法人としてどんなことがやっていけるのかは、まだまだ手探りで始めたところです。これからもよろしくお願いします。
NPO法人教育研究所設立総会のお知らせ
6月12日(土)午後3時30分より、ウィリング横浜研修室123にて、会員による総会が行います。できるだけ多くの会員の方にご参加頂き、これからのNPO法人教育研究所について話し合いを行いたいと思います。みなさまのご参加お待ちしています。
ケースワーカー&メンタルフレンド研修を行いました
子どもたちに関わる、あるいはかかわりたいと思っている、もっと多くの方に不登校・ひきこもりの子どもたちのことを理解してほしいと、3月16日(火)からケースワーカー&メンタルフレンド育成講座と題し、5日間にわたり研修を行いました。
無料という形ではありましたが、講座は平日(火曜日・金曜日)の午後6時から、2時間。全5回出席できることを条件に募集したので、どれほどの人が興味を持ち集まってくれるのだろうか、と心配していましたが、募集期間が短かったにもかかわらず、合計16名の参加がありました。
参加された方は皆大変熱心に研修に参加されていました。いくつか研修に参加された方の感想文をご紹介します。
「新しく知った点は、不登校の子たちは同世代の子どもたちに困難を抱えているという点でした。不登校のきっかけなどを考えてみれば当然のことなのかもしれませんが、私は今までそういう子どもたちと大人としてどう関わればよいのかということを中心に考えていたため、改めてそのことを聞いてはっとしました。」
「今回のお話の中で“ひきこもった子たちの思考には、嫌な過去と不安な未来しかなく、現在がない”とおっしゃったことにはっとしました。嫌な過去や不安な未来には共感できても、“現在を持つ(持たせる)”とはどういうことなのだろうか。“メンタル面の対応として共生・共感が大切”と書かれてある中の“共生”ということに関連あると思うのですが、漠然とし難解でした。」
「何かの問題があったときに、そこに関わる人が聞いてあげたり、アドバイスしてあげたり、時には指導をするということはどこの世界でもどの場面でもたくさんありますね。不登校の場合などは本来なら学校の担任の先生がこの使い分けをきちんとすればかなりの割合でスムーズに子どもたちは考えることができるかもしれない、とも思いました。でも、それがとても難しい、できない、時代が変われば子どもも、保護者も大きく変わっていく、そのことについていかなければならない、そしてより良い対策を取らねばならない」
「ひきこもりの改善の過程で回復への過程の混乱期に、回復へのチャンスでもある退行現象が起こり夫婦のあり方が大きく影響することがわかりました。特に子どもに対して夫婦がとっている態度に極端に矛盾があったり、偽善的であったりすると敏感に感じとり長期化する傾向にあること。またこの時期に母親に寄り添い受け止めてもらいながら様々な感情をすり込んでいくことにより情緒が安定し自我が形成されるということ。いかに母親との関係が大切であるか再認識させられました。」
ここに紹介したものは毎回頂いた研修参加の感想のほんの一部です。本当に5日間という短い研修期間でしたが、充実した研修であったと思います。これからもこうした活動を定期的に行っていきたいと思っています。
メンタルフレンド派遣します
メンタルフレンドはひきこもりの傾向が強く、外出困難な子どもや、不登校の状態から立ち直り、登校はしているが学習不安が強く心理的にも不安定な子どもところに、勉強だけでなく、話し相手、遊び相手として伺います。メンタルフレンドはNPO法人教育研究所での研修をへて、それにふさわしいと認められた方にお願いしています。
派遣などについての詳しいお問い合わせはNPO法人教育研究所まで。
インターネットで「教育講演」を聞く
専門家が様々な視点から語る「不登校」問題「不登校−その時、親はどう関わるか」II.
講師 牟田武生
牟田先生の講演がSSwebインターネットラジオで放送されています。昨年の暮れスタートしたこの放送も大変ご好評頂いているようです。講演の内容を数回に分けてご紹介しています。今号はその第2回目です。
それでは次に不登校の大まかな原因についてお話しましょう。
文科省の発表のデータを見ますと、不登校になった直接のきっかけは学校生活に起因が36.2%です。学校生活に起因とは友人関係・教師との関係、部活等の人間関係を含む問題と学業不振や校則、入学・転編入・進学時等の不適応問題です。
一方、家庭生活に起因が19.1%です。家庭生活に起因とは親子関係や家庭不和、転勤等にともなう生活環境の急激な変化が不登校のきっかけになったとするものです。
また、本人の問題に起因は35.0%です。
本人の問題というのは不登校の定義「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはできない状況にあたる年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由によるものを除いたもの」です。これと矛盾するのですが、病気による欠席やその他本人に関わる問題で、学校に行けない人をさします。
残りの数パ−セントは不明またはその他です。
臨床を長いことやって感じることとして、きっかけは「学校生活に起因」することが最も多く、それもクラスや部活・先生との対人、すなわち人間関係に関するものが非常に多いことです。この問題は不登校が長引くと、家庭でも、十分に理解されずに、家庭での人間関係を壊していくことになっていきます。そして、自責の念から「自分自身の心の問題」ではないかと思うようになっていくケースがほとんどです。いずれにせよ継続する不登校は原因が単一的ではなく、複合的であるということです。初期の段階で責任の所在をはっきりさせようとして、学校側は「家庭の問題」とし、家庭は「学校が原因」として、対立を深めることは余り感心できないだけでなく、本人の戻るべき学校という居場所を失うことにもなりかねません。また、自分自身を責め、自信を喪失し、自己肯定感が持てなくなり、陰性感情が強くなり、対人不信がますます強くなるという悪循環を生み出し、長期化の一途をたどっていきます。(次号へ続く)
料金が変わりました
カウンセリング&進路相談
カウンセリング&進路相談は牟田先生と西村先生がこれまでどおり、行っていきます。これまでどおり、要予約です。料金は下表となります。
| 牟田カウンセリング | 10,000円/1時間 |
| 西村カウンセリング | 2,000円/30分 |
講演会のお知らせ
これまで、ほぼ毎月のペースで行ってきたNPO法人教育研究所の講演会。今年も、続けてまいります。講演会は様々な状態像を持ち、変化もする不登校の子どもの状態を、親として理解を深めることで、その関わり、対応などを考える一助になればと行われているものです。毎回テーマを変え、一緒に考えていく形を取っています。ぜひ、ご参加下さい。また、こうしたテーマでやって欲しい、などのリクエストがあれば、お寄せ下さい。皆様からの声、お待ちしています。講演会は会員外の方もご参加頂けます、ぜひ、お誘い合わせの上、お越し下さい。
5月の講演会は
「不登校、親が悩めば子どもも悩む」〜気持ちを楽に持つために〜
子どもが学校に行かなくなるということは親にとってとても衝撃的な出来事です。
ある日突然「学校にはもう行かない!」と子どもに宣言されてしまったら、「なぜ?どうして?何があったの?どうして何も話さないの?どうするつもりなの?」ついついそんな言葉で応じていませんか。
さらに、子どもが学校に行かない日々が1週間、1ヶ月と続いていくとどうでしょう。子どもに対してどう話したらいいのか、どう接していいのか、今まで全く自然に接していた距離感が大きく崩れてしまうといったケースをよく見かけます。
子どもの心が見えなくなるとお母さん自身も不安定になってしまいます。お母さんの不安定は子どもの心をさらに大きく揺らします。
子ども達は自分の混乱を言葉で表現することできません。子どもの気持ちを少しずつ引き出してあげられるようになるためにも気持ちにゆとりが大切です。
今回はお母さんが気持ちを楽に持つための手がかりをご一緒に考えていきたいと思います。
| 日程 | 平成16年05月15日(土) |
| 会場 | ゆめおおおかオフィスビル内ウィリング横浜502号室 (ゆめおおおかHP内のゆめおおおかへのアクセスへ) |
| 講師 | 西村 公志(NPO法人教育研究所ケースワーカー) |
| 参加費 | 1,000円 |
| 定員 | 60名先着 |
お母さんたちのミニ図書館のお知らせ
毎月1回親の会でミニ図書館を開いています。 NPO法人教育研究所にお世話になった私たち(親の方々)が持ち寄った本が300冊以上にもなっています。皆様方に利用していただければと思っています。親の会ではお母様方が集まっておしゃべり会などもしています。同じ悩みを持つ同志、愚痴を言い合ったり、話を聞いてもらったりと、自分の素のままでいられるホット一息つける場所です。おしゃべりした後、少し笑顔になって帰れる気がします。1人で悩むよりも、皆で考えた方が、いい案が浮かぶかもしれません。
会員の方ならどなたでも貸し出しを行っています。お待ちしています。 予約の必要はありません。お気軽にお立ち寄りください(卒業生の母)
開催日
- 5月22日(土)10時30分〜
- 6月26日(土)10時30分〜
不登校問題研修会、ボランティアさん募集しています
NPO法人教育研究所では毎年夏に教師&専門家のための不登校問題研修会を開催するため、不登校問題研究会というボランティア組織をNPO法人教育研究所内に立ち上げ、研修会を運営しています。不登校の状態像を各方面の第一線で活躍されている専門家の方々に、さまざまな角度からご講義いただくこの研修会は、不登校の子どものことを、子どもに関わる大人たちにすこしでも理解して欲しいと始められ、今年で第14回目になります。毎年全国から参加いただく先生の数は増え続け、研修期間を5日間に増やし開催した昨年度は1158名もの参加がありました。そして今年はさらに東京会場のほか、新たに大阪会場での開催も予定しています。
毎年、このような規模で研修会を行えてきたのは、毎年、多くの方にボランティアの方に力を貸していただいてからだと思っています。
今年もさらに有意義な、よりよい研修会にしたいと思っています。よろしくお願い致します。
主なお手伝いをお願いしたいことは・・・
4月26・27・28日の夏の研修会案内状の発送作業発送作業
作業時間は午前9時30分から午後5時までを予定していますが、参加していただける範囲での、参加で構いませんので、よろしくお願いいたします。
京急上大岡駅、駅ビル“ゆめおおおかオフィスタワー”の5階、ウィリング横浜研修室501にて行います。また、交通費実費・昼食はこちらでご用意させていただきます。
8月東京会場研修会での会場係、受付
また、場合によってはお荷物を預かるクロークが必要になったり、当日会場で様々な形でのお手伝いが必要になります。東京で集合が朝8時30分で解散が午後 5時ごろです。一日だけの参加でも助かります。よろしくお願い致します。また、交通費実費・昼食はこちらでご用意させていただきます。
※作業の手順を考えたり、お昼をご用意させていただいたりするので、お手伝いをいただける方は予めご連絡下さい。また、この他にお願いしたいようなことが発生した場合、ご連絡しても構わないという方は、NPO法人教育研究所までご一報いただければ幸いです。
NPO法人教育研究所 不登校問題研究会事務局
担当:田村まで
- Tel: 045-848-3761
- Fax: 045-848-3742
- E-mail: welcome-to-kyoken@mbh.nifty.com
遠足に参加してみませんか
春の花が咲き乱れ、青空がまぶしい季節がやってきました。こんなときは海に行ってみたい!とか、遊園地に行ってみたい!とか、そんな気持ちになったりします。NPO法人教育研究所では毎月一回程度遠足で色んなところに出かけます。去年も猿島でバーベQをしたり、スタジオジブリに出かけたり、色んな企画をして、色んなことをしました。そして、今年もいろいろなところに遠足で行ってますます楽しみたいと思っています。
そこで・・・みんなで遠足を一緒に企画して、一緒に行ったらもっと面白いのでは?と考えました。
みんなの“こんなところに行ってみたーい!”“あんなことしてみたーい!!”を聞いて次に行くところを決める!どうでしょうか。題して遠足ミーティング!記念すべき第一回目は
5月21日(金)午後1時からNPO法人教育研究所で行います。
興味がある人は集まれ〜!!
一緒にスポーツしてみませんか
なんか、体動かしたいなぁ、久しぶりにスポーツしたいなぁなんて思っていても、一人でするスポーツってマラソンだったり、縄跳びだったり・・・。そういうスポーツもいいけれど、相手がいるスポーツも結構楽しいものです。
NPO法人教育研究所では5月7日から毎週水曜日に集まってみんなで運動をしています。集まった人数によってだけど、男の子は天気がいい日はグラウンドで、ゴムボール野球や、サッカー、雨の日にはバスケやバトミントン、卓球。女の子は天気がいい日はバレーボール、フリスビー、雨の日はバドミントン、卓球など。例として男の子、女の子で書いてありますが、別に男女で分けているわけではありません、参加したいところに参加できます。ぜひ、一緒に楽しみませんか。
| 日時 | 毎週水曜日 午後1時〜3時まで |
| 集合 | NPO法人教育研究所 午後1時 |
| 用意する物 | 汗をかくので着替え。運動しやすい服と、運動しやすい靴。雨の日は体育館になるので、室内用運動靴。 |
NPOの寄付口座ができました
今までも寄付という形でみなさんにご支援頂いて来ました。NPO法人教育研究所にも寄付口座ができました。頂いた寄付はNPO法人教育研究所の活動に役立てさせて頂きます。これからもよろしくお願い致します。
行事カレンダー
| 4月26(月)〜28日(水) | 不登校問題研修会発送作業 |
| 5月15日(土) | 講演会 |
| 5月21日(金) | 遠足ミーティング |
| 5月22日(土) | ミニ図書館 |
| 6月4日(金) | 遠足ミーティング |
| 6月12日(土) | 講演会 NPO法人教育研究所設立総会 |
| 6月26日(土) | ミニ図書館 |
| 7月10日(土) | 講演会 |
| 7月27(火)〜29日(木) | 大阪会場不登校問題研修会 |
